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    • 2018.10.03 Wednesday
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    Cappelle la Grande 2013(12)-review of the tournament-

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      まず大会の私の戦績の総括から。

      <大会結果>

      私の FIDEレーティング: 1770

       ラウンド/対戦相手 (国名) / 対戦相手のレート / 私の色 / 試合結果 

      R1   SZCZERBINSKI Dominik (FRA)  1540    黒     勝ち

      R2   LANDUYT Eric (FRA)              2041         勝ち

      R3   HOPMAN Pieter (NED)              2347        負け

      R4   MINAUD Olivier (FRA)               1610        勝ち

      R5   LEFEBVRE Herve (FRA)             2286         負け

      R6  DEAC Bogdan-Daniel (ROU)    2117        負け

      R7   MEDGHOUL Sherif (FRA)          2205          引き分け

      R8   PREVOT Emmanuel (FRA)      2141            負け

      R9   ANGERMUENDE Dirk (GER)   1999        黒      引き分け

      総合成績 4.0P/9R (3勝 4敗 2分) :  342位/564 人中
      Rating Performance :1936


      ポイント自体は前回参加時と同じでしたが、国内では対戦できることの少ないレーティング2000を超える各国の強豪プレーヤーと多く試合をでき、上位からポイントを挙げることが出来たの は大きな収穫でした。

      Rating performanceというものが大会での出来を示す一つの指標になりますが、今の自分のレーティング1770を大きく上回る1936をスコアしたとい う点では、満足できる結果です。振り返ってみると負けたのはすべて2100以上のプレーヤー相手のみであり、次更新されるFIDE ratingは大きく伸びて1800を越えると思います。


      夕食時にロシアのNaumkin,リトアニアのRozentalis,トルコのGurevich,アルメニアのDanielianのGMが4人集結しているテーブルに突っ込んだ日本勢!



      さて、大会を通して感じたことを箇条書きにいくつか振り返ってみます。


      ・招待選手として

      前回参加時と大きく変わったのがこの点。今回日本からの参加人数が少なかったことや、学生選手権の成績を評価いただき、幸運にも選んでいただきました。

      招待選手は大会参加費、宿泊費、食費がすべて免除され、大会に集中することができました。今回割り当てられた4つ星ホテルのボレルは食事もおいしく、快適でした。(前回はカンパニールという郊外の伝説のコテージみたいなところに泊まったのです。楽しいこともあり、苦労もありでした・・)

      ただしレイティング順では私は招待選手中下から2番目であり、1700代では力不足は否めないと思います。それだけに1局1局集中し、責務を果たそうと思いました。

      来年は30回記念大会ということもあり、日本からの招待枠が4→6枠に増枠されるというビッグニュースが閉会式でアナウンスされました。ビッグチャンスです。ぜひせっかくの夢切符、皆さんにつかんでいただきたいと思います。

      そのためには、まずFIDEratingを確定させること、そしてなるべく2000+を目指すことです。次にカペルに行きたいと思っているプレーヤーは5月の全日本選手権、8月のジャパンリーグ、マレーシアなどのFIDE戦に出場して戦果を挙げてほしいと思います!


      4つ星ホテルのBorrel




      ・長い持ち時間

      カペルでのタイムコントロールは90分+30秒/手、40手到達で30分増加です。このタイムコントロールは日本では8月のジャパンリーグでしか用いられません。

      この持ち時間があると、序盤は大会の雰囲気を味わう(散歩する)時間が得られます。相手の手を1手1手確かめる、さらに上位のボードの雰囲気やプレーヤーの息遣いを感じる貴重な時間が得られます。チェスをやっていて楽しいと思える瞬間です!

      また40手指したところで30分増加されるので、エンドゲームも集中して「考えることが出来ます。日本の50分+30秒や45分切れ負けのタイムコントロールではおろそかになりがちな終盤もじっくり考えことができ、チェスというものを深く知ることができると思います。


      ・国際試合ならではのプレーヤー間の交流

      カペル最大の魅力は様々な国のプレーヤーが集まるということでしょう。出場者が一番多いのはフランスですが、そのほか今回は計52か国からプレーヤーが集まります。

      私はこの2回のカペル参加で計6か国(フランス、スペイン、スロバキア、オランダ、ルーマニア、ドイツ)のプレーヤーと対戦しました。チェスを通じて世界の人々と交流するというのは私がチェスを続けてきた動機であり、夢でした。この楽しさはより多くの人に味わってほしいと思います。


      この際、英会話力はしっかり身につけてほしいと思います。文法は多少間違っても構いません。身振りや表情も立派なコミュニケーションの1つです。どんどん会話していきましょう!

      カペルはフランスで開催されるので、フランス語会話ができるとなおよいです。大学の第2外国語でかじった程度で構いません。”Bonjour, monsieur!” とか "Merci, madame!"とか一言添えられるだけで好感度アップです!

      また、大会期間中は希望者向けに卓球大会とブリッツ大会があります。今回は両方に参加してみましたが、どちらもレクリエーションとして参加してみる価値があります。

      気軽に参加して、交流を楽しんでみてください!


      同じホテルに宿泊していたSjugirovのお父さんとは卓球大会やbliz大会に一緒に参加したことで交流を深めました。その縁でGM Sjurgirov本人とも親しくなり、いろいろ話をしました。最後まで首位争いをしていた彼が優勝を決めたのはとても喜ばしいことでした!


      優勝したロシアのGMSanan Sjugirov(中央)とそのお父さんと。


      卓球大会  ”la tournoi de tennis de table” 


      閉会パーティーにてポーランドの女子ジュニアと。両手に華(!?)









      Cappelle la Grande 2013(11) -最終9R-

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         前回参加時と同じ3.5/8Rで迎えた最終戦。(もちろんパフォーマンスは前回より格段にいいですが) この時点で日本チームの中で最下位なのでなんとしてもポイントを、と臨んだ9R。
        相手は1999のドイツの方と最後まで格上。なかなか楽をさせてもらいません(^^;
        しかし、最終9Rもmain hallで試合をできたのは大変喜ばしいことでした!

        大会会場は3会場に分かれていて、main hallが1-174番ボード。(うち1-10はステージ上、11-25くらいまではステージすぐ下で盤駒も立派)、175-220くらいまでが会場右袖の第2会場、それ以降のボードが会場左袖の第3会場になります。main hallでプレーするというのは、私のようにレートが高くないプレーヤーにとっては一つの目標になります。前回はmain hallでは1試合しかできませんでしたが、今回は序盤からポイントを積み重ねたため、8試合もmain hallで試合ができ、マスター間に混じって試合が出来て大変楽しかったです!

        こちらは第3会場。毎年おしゃれな地球とチェス駒のパネルが置いてあります。


        さて、9Rの相手をデータベースで調べるとどうやらシシリアンにはアラピンの様子。1Rと同じく1.e4 c5 2.c3 e6 でフレンチに誘導しようかと思ったら、相手自身がフレンチプレーヤーでフレンチアドバンスはそこそこ得意にしている模様。急遽、今大会用意していなかったアラピンのメインラインの1つを準備して試合に臨むことにしました。
        こういった1試合ごとに対戦相手の対策をじっくり練ることが出来るのも、1日1試合の大会の大きな魅力だと思います!

        試合は午前10時開始。
        序盤はプレパレーション通り、きっと指しなれている局面なのでしょう、相手もかなり正確に指してきます。プレパレーションが切れた中盤の要所で応手を誤り、センターポーンが落ちて圧倒的に苦しい局面になりました。
        ここで負けたら日本に帰れないという祈るような気持ちで指して、最善手でないながらも怪しいカウンターを放ってみました。あきらかに最善手でなかったものの、相手も時間を消費して時間が追加される40手目前で双方時間切迫となり、相手が決め手を逃すブランダーが出て、一気にドローチャンスの大きくある終盤戦に。

        それでも少しチャンスのある白がなんとか手を作ろうとして来て、ドローオファーを2度けられました。最後は、こちらがカウンターを見せるアクティブなディフェンスを見せたところ、相手もクイーン交換に応ぜざるをえなくなり異色ビショップの同数ポーンのエンディングとなり、およそ5時間ほどかかってようやく貴重な貴重なドローを得ました!
        最終Rということもあって、早々に終了するボードも多い中、かなり遅くまで試合が続いた私にはお昼やチェスショップで買い物をする十分な時間はすでにありませんでした(泣

        [Event "Cappelle la Grande 2013"]
        [Site "?"]
        [Date "2013.03.02"]
        [Round "9.166"]
        [White "Angermuende, Dirk"]
        [Black "Mimura, Kensuke"]
        [Result "1/2-1/2"]
        [ECO "B22"]
        [WhiteElo "1999"]
        [BlackElo "1770"]

        1. e4 c5 2. c3 d5 3. exd5 Qxd5 4. d4 Nc6 5. Nf3 Bg4 6. Be2 cxd4 7. cxd4 e6 8.
        O-O Nf6 9. h3 Bh5 10. Nc3 Qa5 11. a3 Bd6 12. Be3 O-O 13. b4 Qd8 14. Qb3 Rc8 15.Rfd1 Ne7 16. Bg5 Nfd5 17. Nxd5 exd5 18. Rac1 Rxc1 (18... f6) 19. Rxc1 h6 20.Be3 Re8 ?! 21. Bb5 Rf8 22. g4 Bg6 23. Ne5 Bxe5 24. dxe5 a6 25. Bf1 Be4 26. Bc5 Re8 27. f3 Bh7 28. Rd1 Nc6 29. Rxd5 Qh4 30. Bf2 Qe7 31. Bg3 Qc7 32. Qd1 g5 33. Rd7 Qc8 34. Qd5 Bg6 35. Bc4 Ne7 36. Qd4 b5 37. Bb3 Qc1+ 38. Kg2  Qxa3  39. Rxe7? (39. Qc3 !)
        39... Rxe7 40. Qd8+ Kg7 41. Qxe7 Qxb3 42. Bf2 Qe6 43. Qc5 Bd3 44. Kg3 Bc4 45.Bd4 Bd5 46. Qd6 Bc4 47. Qc7 Bd5 48. Bc5 Qc6 49. Qe7 Qe6 50. Qc7 Qc6 51. Qb8 Qe6 52. Bd6 Bc4 53. Qc7 Qd5 54. Qd8 Qe6 55. Qa8 Qd5 56. Bf8+ Kh7 57. Qxd5 Bxd5 58. f4 gxf4+ 59. Kxf4 1/2-1/2

        9R ANGERMUENDE Dirk     1999     1/2     MIMURA Kensuke     1770


        最後まで残るトップボード付近。



        棋書で有名なリトアニアのGM Rozentalis も最後まで指していました。



        第2会場では卓球で試合をしたEmily嬢がレーティング200以上格上の相手から5時間を越える熱戦でこちらもドローを獲得していました。



        試合が終わったテーブルは次々に片づけられていきます。



        最後まで残った試合を観戦する人々。



        9Rで特筆すべきこととしては、4pでならんだ慶応大の小林君と上智大の橋本さんの日本人対決があったことが挙げられます。564人も参加するなかでたった5人の日本人同士が当たるという。。本当に数年ぶりの珍事で、みんな苦笑いしていました。
        試合は激しい内容ながら早々に決着がつき、小林君が勝って5pで1900クラス2位タイ。橋本さんも1400クラス4位でカテゴリプライズの賞金を二人とも獲得していました。おめでとう!

        奇跡の日本対決


        Cappelle la Grande 2013(10) -Blitz tournament and 8R-

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          3/1は午前中はblitz大会。大会のコンディションを調整する上位プレーヤーは参加を回避することが多いですが、日本チームからは小島君以外の4人が参加。
          女子マスターも参加するという話もきき、ちょっと期待しました。参加者は地元の子供たちを中心に50人弱、ポーランド、ウクライナからはWIM(女子インターナショナルマスター)も参加していました。


          試合は5分切れ負けで11Rもありました。最初はマスターに当たろうと気合を入れて臨んだものの、組み合わせのアヤで当たらずやる気も集中力もダウン(汗
          最後はブランダーやイリーガルで連敗でフィニッシュしました・・

          Sjugirovのお父さんとblitzで対戦。Najdorfのactiveなlineで来られました。
          なおこの試合中会場にサイレンが数分鳴り響き、試合が中断するという極めて珍しいハプニングがありました。







          優勝はポーランドのWIM。終始1番ボードをキープしていました。blitz大会での女子選手の優勝は初めてだそうです。





          さて、8Rの私の試合は2141のフランス男性。ちょっと渋い感じで ≒オランダのVan Weely≒仙台CC高橋代表みたいな人でした。(細かすぎて身内にしか通じないネタですみません)

          シシリアンドラゴン”系”のプレーヤーでモダンの手順からaccelerated dragonからdragonになる変則的な手順でした。試合の方はお昼に食堂でスマホで365chess.comで調べていたラインが大当たりしました。
          しかし、そのプレパレーションの終了するあたりのエンドゲームの入り方・進め方が難しく、苦戦を強いられ結局負けてしまいました。
          プレパレーションのやり方、そしてエンドゲームというものの考え方・大切さがいやというほどよくわかる試合でした。

          8R MIMURA Kensuke     1770     0-1     PREVOT Emmanuel     2141    


          エンドゲームの検討中


          Cappelle la Grande 2013(9) -帰国途上-

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            Cappelleの大会が終了しました。現在帰国の途上でフランクフルト空港で乗継待ちをしています。最後まで上位との対戦が続き8Rは悔しい負け、9Rは命がけの引き分けで4.0P/9Rとなりました。
            詳しい総括などは帰国後に記そうと思います。レポートを大会期間中読んでいただいた皆様、ありがとうございました。







            Cappelle la Grande 2013 (8) -Semi-Slavに恩返しを-

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               連日の2000+戦で対戦相手はなかなか充実しているものの、力の差はまざまざと見せつけられる日々。
              ポイント的にあたりが楽になるかと思いきや、7Rはちょっとポイントの伸び悩んでいる2205(!)のフランスのおじさんが相手。今日ここが踏ん張りどころと、ここまでに格上に2戦圧倒されているセミスラブをもうやめたいと言ったら小島君に”(セミスラブに)お世話になってきたんだから恩返ししなよ”と言われたので、3度目の正直。これで圧敗したらセミスラブのしばしの封印局にするつもりでした。

              試合はセミスラブのアンチメラン。試合早々にプレパレーションが終わって読み勝負。しかし、中盤できれいに駒のさばきがきまって黒番ながら優勢に。最後、パスポーンの止め方の構想を間違ってドローになってしまったものの、自分としてはレート400以上も上の相手にくあいつくことができて健闘したといえるゲームでした!
              明日は白で(またマスター当たらなかった)フランスの2141のおじさんが相手。シシリアンドラゴンプレーヤーな雰囲気がするので同じ定跡を愛好するものとして、対戦が楽しみです!

              [Event "Cappelle la Grande 2013"]
              [Date "2013.02.28"]
              [Round "7.156"]
              [White "Meghoul, Sherif"]
              [Black "Mimura, Kensuke"]
              [Result "1/2-1/2"]
              [ECO "D45"]
              [WhiteElo "2205"]
              [BlackElo "1770"]

              1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nc3 Nf6 4. e3 e6 5. Nf3 Nbd7 6. Qc2 Bd6 7. Bd2  O-O 8.
              e4 !? e5!? (8... dxe4 9. Nxe4 Nxe4 10. Qxe4 e5 ! 11. dxe5 Nxe5 12. O-O-O) 9.
              O-O-O exd4 10. Nxd4 dxe4 11. Nxe4 Nxe4 12. Qxe4 Nf6 13. Qh4 ? Ng4 ! 14. Qxd8 Rxd8 15. Be3 Nxe3 16. fxe3 Bg4 17. Be2 Bxe2 18. Nxe2 Bc5 19. Nd4 Re8 20.Rhe1 Re4 21. Rd3 Rae8 22. Red1 g6 23. Kd2 Bxd4 24. exd4 Re2+ 25. Kc3 Rxg2 26.d5 cxd5 27. cxd5 Rxh2 28. d6 Rhe2 (28... Kf8 !) 29. Rd4 Rd8 30. Rc4 Ree8 ? (30... Re6 !) 31. d7 Rf8 (31... Re3+! 32. Kb4 Kf8) 32. Rc7 f5 33. Kd3 f4 34. Ke2 Kg7 35. Rxb7 a6 36. Kf3 h5 (36... g5) 37. Rb6 Rf6 (37... g5!? 38. Rd5 !) 38.Rxf6 Kxf6 39. Rd6+ Kf5 40. Rd5+ Ke6 41. Ra5 Rxd7 42. Rxa6+ Rd6  43. Rxd6+ Kxd6 1/2-1/2



              7R MEDGHOUL Sherif     2205     1/2     MIMURA Kensuke     1770
                 


              FIDE2200代から初ポイント!



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